消火器はどこ?新潟本社/工場で消火器総点検を実施しました

消火器メインイメージ

こんにちは、フォーワテック・ジャパン 防災管理部会です。
社員により構成されている私たち防災管理部会は、避難訓練の計画・実施 をはじめ、ポスター掲示などを通じて、社内の防災意識を高めるための啓発活動を行っています。
加えて、消火器や消火栓などの消火設備の点検も欠かせない重要な活動の一つです。
今回は、2024年5月下旬に実施した消火器の総点検についてレポートします。

Q.消火器は何本ある?

A.67本

弊社には67本の消火器が設置されています。
社内の至る所に配置されており、
消火器にはそれぞれに管理番号が割り振られています。
総点検時には、管理番号、設置場所、使用期限を確認し、
期限切れのものは入れ替えを申請します。
また、消火器がどこに設置されているかがわかるように、
配置図も社内に掲示しています。

皆さんの会社や学校では、どのくらいの数の消火器が
設置されているでしょうか?

消火器の種類と用途

赤い筒体が印象的な消火器ですが、用途に応じていくつかの種類があることはご存知ですか?
まず、火災は「何が燃えたか」によって「普通火災・油火災・電気火災」という3種類に分類されます。

  • 普通火災(A火災)とは木材や紙、繊維などが燃える火災
  • 油火災(B火災)とは石油や、その他の油が燃える火災
  • 電気火災(C火災)は電気設備などの火災

火災の種類により、
消火に適した消火器を使用することが重要です。

弊社では、「粉末」と「二酸化炭素」の業務用消火器を配置しています。
(管理上、数字とアルファベットのタグをつけ区別)

皆さんがイメージする消火器は「粉末」タイプが多いのではないでしょうか?
他にも種類はありますが、弊社に設置されている2タイプについて、それぞれの特徴を見てみましょう。

粉末消火器

◎粉末消火器

粉末消火器は、普通火災(A火災)、油火災(B火災)、電気火災(C火災)の全てに対応する多用途な消火器です。
簡単な操作で誰でも使用でき、迅速な消火能力があります。電気を通さないため電気火災でも安全に使用可能ですが、消火後の粉末の掃除が必要です。
オフィスや工場など多様な業務環境で広く利用されています。

◎二酸化炭素消火器

二酸化炭素を放出し、窒息効果によって消火するタイプの消火器です。油火災(B火災)および電気火災(C火災)に適しています。
気体による消火のため現場を汚染するリスクが低く、精密機器や電子機器の周囲で使用しても後処理が不要です。
ただし、人間も窒息してしまうため密室や地下室では使用厳禁です。

二酸化炭素消火器

粉末消火器の適応火災イラスト 二酸化炭素消火器の適応火災イラスト

適応火災は、各消火器にイラストで示されています。
それぞれの消火器の特徴を理解し、燃えている対象物を見極めて使い分けることが大切です。

総点検が終わったら

配置図イメージ

点検が終わったら「消火器配置図」のアップデートです。
消火器は使う機会がないのが一番望ましいですが、緊急時に備え、常に最新の情報が求められます。
工場内の機械移動や動線確保で消火器の位置が変更になることもあるため、
点検時には、“ちゃんとそこにあるか?” の確認を徹底しています。
※消火器を移動させた際は、防災管理部会まで一報を!

普段の業務や学校生活の中で、消火器の場所を完全に把握している人は稀でしょう。
これを機に、自分の身の回りにある消火器の位置、種類(粉末、二酸化炭素、その他)を再確認してみてください。

防災管理は、日々の積み重ねが重要です。今回の消火器総点検を通じて、改めて消火器の重要性とその管理の大切さを実感しています。
社員一人ひとりが防災意識を高め、非常時に備えることで、安心・安全な職場環境を維持していきましょう。

社員の皆さんはもちろん、企業の防災管理に携わる方々にとって、私たちの取り組みが少しでも参考になれば幸いです。

writer:k.yoshizawa

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