働きやすい職場を目指して/令和5年 ハラスメントに関するアンケート調査が実施されました
パワハラ、セクハラ、アルハラ、マタハラ、ハラハラ…昨今様々なハラスメントを呼称するワードを耳にする機会が増えました。そんな中弊社でもハラスメント委員会を発足し、働きやすい職場となるよう日々努めています。年齢・性別・役職に縛られず、各部署から集まったメンバーで運営しており、ポスターの掲示や相談窓口の設置、全社員参加のハラスメントセミナーの開催、外部専門家との連携など活動を行っています。
本日は、ハラスメントアンケートが行われるまでの裏側を紹介していきたいと思います。サークル活動や忘年会の記事に比べると華やかさは劣るかもしれませんが、会社にとって大切な活動であることには変わりないのでぜひ多くの方に活動内容を知っていただければと思います。
1.アンケート内容・形式の精査
毎年議題に上がるのが、アンケート内容を前年と変更するべきか否かという点です。ハラスメントの発見に繋がるよう、状況に応じて質問内容を変えていく必要がありますが、前年と比較してどう変化しているかの情報を入手することも重要になってきます。項目を増やしすぎて回答するのが億劫になることも避けなければいけません。それを話し合った上で、必要な項目をピックアップしていきます。とはいえ、内容も見やすいものにまとまってきているので、昨年から大きな変更は無く進むことになりました。
▼昨年度からの変更点
●両面印刷制度の復活
→以前「裏面に項目があるのに気づかず回答してしまった」という声があったことから、表面にのみ質問を印刷してアンケートを作成していました。しかし、印刷部数が増えてしまうこと・アンケートを投函する際に嵩張ってしまうことを解消するために両面印刷に戻すことになりました。裏面の回答項目を見逃さないよう「裏面へ続く」の文字を追記し、設問に番号を振ることで対応しています。
●回答者の男女の記入を削除
→男女の記入も不要ではないか?という意見を元に個人情報が特定できそうな記入は不要となりました。回答に直接影響が出ないものであれば記載の必要は無いという判断です。
▼今後の方針について
今回は時間がなくて対応できませんでしたが、いずれWeb上でのアンケートにすることも視野に入れています。アンケート用紙の準備や集計作業がなくなり業務の簡略化ができるというメリットがあります。しかし、閲覧権限をどうするのか、情報流出を防ぐための対策は万全か、スマホからの入力になると解答率が下がるのではないか、など解消しなければならない問題があるのも事実です。今後のアンケート開催に向けて対応していく予定です。
2.アンケート用紙の準備
アンケートの内容が決まったら、次にやることはアンケート用紙の準備です。文言の修正を施しプリントアウト→3部ずつステープラーでまとめていきます。余談ですが「針なしステープラー」という発想、天才的ですよね…!安全性も高く、針の購入も詰め替えも不要、さらにシュレッダーにかける際に針を分別する手間もないという合理的システム。今回使用したのはハンディタイプのものでしたが、個人的には卓上タイプの方が力を入れずに使えるので好きです。ハンディは、(あれ?握力を鍛えてるんだっけ…?)という気持ちになります。
そんなことは置いておいて、無心でまとめて84部のアンケート用紙が完成しました。これを実施日や提出期限を記載した紙と合わせて各部署に配布します。実施期間は12月15日(金)〜12月25日(月)、クリスマスが提出期限です🎄近年アンケートの提出率が低下気味なので、社員の皆様、どうぞ忘れずにご提出お願いします🤲
3.アンケート記入
アンケートが配布されたら各自記入していただきます。部会メンバーもアンケートに参加します。記入していただいたら、社員玄関にある回答用紙入れに投函するシステムです。上司や部会に見せる必要はありません。
▼アンケート内容
●自分がしてしまった行為・受けた行為・見聞きした行為にチェックを記入
●ハラスメントに対する意識調査
●職場環境についての質問
●相談窓口を利用する場合どんなことを不安に感じるか
などの設問となっています。アンケートの最後には自由記入できるスペースと相談窓口の案内を載せています。
4.集計・改善検討
実施期間が終わったら、アンケートBOXを回収し集計します。ちなみに、集計作業は外部連携企業が行っています。弊社社員が集計作業を行うと、見られてしまうことを懸念してアンケートにハラスメントを記載できない可能性があるからです。
集計後は、開示できる内容をまとめて頂いた資料を元に現状を把握し改善策を検討します。社員の皆様が現状の職場に対してどのような不満・不安を持っているか、我々の気づいていない場所で行われているグレーな案件やハラスメント事案がないか、ハラスメントに対する意識はどのようなものか、などを確認します。改善策は、現状の問題の改善には何が必要か、アンケート内容が適切であったか、ハラスメントの相談をしやすくするための具体案等を話し合います。どのようなハラスメントが多いのかによって、社員全員が受けるハラスメント研修会の内容の方向性を決定したりポスターの内容を変更したりもします。
▼注意点
アンケートに相談が記入されていたり相談希望の旨が記載されていたとしても、名前の記載がないので個別での対応は難しくなります。個別対応を希望される場合はアンケート用紙の裏面にあるQRコードからメールで相談していただけると対応しやすいです。個別の相談としてではなく、こういう事象があることを知ってほしいという内容の記載・第三者視点の相談でこういう事案を目撃した等の情報・職場の雰囲気に対する意見などはどんどん記入していただければと思います。
以上が弊社で実施されているハラスメントアンケートの大まかな流れとなります。
部会メンバーにならないとどんなことをしているのかなかなか知る機会が無いかと思います。私も他の部会の方がどんなことをしているのかは具体的には把握できておりません…。これを機会に様々な方に活動内容を知っていただければと思い、今回ブログ記事の投稿内容として採用してみることにしました。
フォーワテック・ジャパンが働きやすい!働きたくなる!そんな職場になるよう努めて行きますので、ご協力をお願いします。
今回だいぶ堅苦しい内容なので、最後におどるネコちゃん置いときますね。